障害がある方の社会的自立を目的に、前橋で農業の受託からはじまったJINS norma。障害の有無に関わらず、従業員がチームを組むことで、社名の由来となっているノーマライゼーションの実現を目指しています。培ったノウハウから、自社農園での栽培や収穫も。人も地域も育みつながっていく、そんな社会を広げていきます。

地元企業の協力から始まった、農作業の受託事業。収穫物の梱包作業から観光農園の維持作業、ハウス栽培後の軽作業などを中心に、農業に関わる企業や個人農家の作業受託を行っています。障害のある方の働き方を広げ、多様な人材の活躍機会を創出。社会的自立をサポートすることで雇用を生み、担い手不足が増える地域農業で人材を育み、地域課題の解決にも向き合っています。

農作業の受託事業で培ったノウハウで、自社でも農園を営んでいます。田畑借入れ・作付けから収穫までを行い、卸しや一部の作物を前橋市内のJINS店舗でも販売。選果も行うことで、従業員の特性や生産後の活用に、より最適化した運営を行っています。生産した作物は、自社での食品加工を模索し、さらなる可能性を広げていきます。

受託や自営で培った可能性は、農作業から広がり、JINSの飲食事業へもつながりをみせています。ONCA COFFEEではJINS normaの従業員が、その技能を活かしてハンドピックすることで良質なコーヒー豆に。またお菓子の包装作業も行っています。特性を活かして活躍できる機会の創造を、グループの垣根を越えて取り組んでいます。